陸運大手4社で5・6兆円

19年度は伸長も小幅

陸運大手4社(日本通運、ヤマトホールディングス、SGホールディングス、日立物流)の2019年3月期業績と今期(20年3月期)見通しが出そろった。19年3月期は厳しい経営環境の中、運賃改定の進捗も寄与し4社とも増収増益となった。売上高は日本通運が2兆円を突破し4社合計で5・6兆円。一方で景況感は先行き不透明で、燃料高騰や人件費増加の懸念材料もあり、今期予想はヤマトHDが2ケタ増益を見込むほかは増収増益も小幅にとどまる見通しを立てる。