健康診断未受診も通報

国交・厚労省 バス事故受け対策強化

国土交通省は8日、厚生労働省との相互通報の対象となる自動車運送事業の違反行為として、健康診断の未受診を加え、関係通達を施行した。軽井沢スキーバス事故を受けて6月にまとめた総合対策を踏まえた対策強化だが、トラック運送事業も対象となる。

国交、厚労両省では、改善告示違反など自動車運転者の過労運転防止に向けた相互通報を行っており、2015年度には運輸局等から364件、労働基準監督機関等から786件の通報が行われている。