日本の低温物流をアジア標準に

アセアン コールドチェーン推進を承認

日本の質の高い低温物流サービスをアジア標準にしようという取り組みが動き出した。日本とアセアン各国は13日、シンガポールで交通大臣会合を開き、日本が提案した「コールドチェーン物流プロジェクト」を進めていくことを正式に承認した。アセアン各国では、経済成長に伴い食生活が変化しつつあり、高品質な低温物流への需要が高まっている。国土交通省では、来秋のガイドライン策定をめざす。保冷宅配については、ヤマトホールディングス主導の国際規格が発行済みで、経済産業省がISO化に取り組んでいるほか、佐川急便や日本郵便など同業他社への普及が期待されている。

奈良平博史国土交通審議官が共同議長として出席した日アセアン交通大臣会合(13日、シンガポールで)

奈良平博史国土交通審議官が共同議長として出席した日アセアン交通大臣会合(13日、シンガポールで)