収入2割以上減15% 2月トラック運送

3月予想19%に増加

新型コロナウイルス感染症によるトラック運送業への影響について、国土交通省の調べによると、2月の運送収入が前年同月より2割以上減少した事業者は全体の15%と前月(1月14%)より増加した。国交省が全日本トラック協会を通して昨年3月以降毎月行っている定点調査で、2月は91社が回答した。2月の運送収入は2-3割減少が8%(前月5%)、3割以上減少が7%(前月9%)。「影響なし・増加」は30%(前月27%)だった。予想では3月は2割以上減少が19%(2-3割12%、3割以上7%)とさらに悪化するが、4月は12%(同7%、5%)の見通し。品目別の運送収入では、製造業の生産活動の停滞で鉄鋼厚板その他金属素材、完成自動車等の荷動きが引き続き低調。2月は鉄鋼厚板等19%、完成自動車等12%それぞれ減少した。