マレーシア企業を買収

福山通運 AEC地域で領域拡大

福山通運(小丸成洋社長)は15日、マレーシアの物流企業「E.H.ウタラホールディングス」とグループのタイ物流企業「E.H.ウタラ・タイランド」の株式49%を10億円で取得すると発表した。所有割合は外資規制で49%となるが、実質的支配により連結子会社にする予定だ。株式譲渡日は5月。

東南アジア諸国では、アセアン経済共同体(AEC)の始動や環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の発効を控えて、域内・周辺諸国で物流インフラの必要性が高まっている。

福通は国際事業での重要な地域として位置づけ、E.H.ウタラHDとその子会社の株式を取得することとした。